|
バンクーバーの西岸、ジョージア海峡を隔てた太平洋にバンクーバー島があります。カナダでも最も温暖な気候で、島全体は原生林で覆われているほか、サーモン・フィッシングやカヌー、ホエール・ウオッチングなどのアウトドア・アクティビティを楽しむことができます。
ビクトリアはその島の南端に位置する都市で、ブリティッシュ・コロンビア州の州都でもあります。人口は約30万人。海流の影響で気候は温暖であり、中心部にもたくさんの花に飾られた街並みは、カナダでももっとも美しい街の1つと言われています。2階建ての観光バス(Double
Decker)が走っていたり、街角でバグパイプの音色が聞こえてくるなど、イギリス的な風情をかもし出しているのも特徴です。

バンクーバーからは飛行機(所要時間約30分)または、車とフェリーを利用して行くのが一般的です。公共交通機関ではパシフィック・コーチ・ライン社(Pacific
Coach Line)の路線バスが、バンクーバーとビクトリアを結んでいます。このバスを利用しても同じフェリーに乗るので、約1時間半の船旅を楽しむことができます。緑の木々に覆われた、たくさんの小島が浮かぶジョージア海峡を行く船からの眺めはまた格別です。レンタカー1台に大人2人が乗った場合の料金は片道$40(1996年)。
バンクーバー−ビクトリア間のフェリーは2つのルートがあります。
(1)トワッセン Tsawwassen -
スワーツ・ベイ Swartz
Bay
(2)ホースシュー・ベイ Horseshoe
Bay(North
Vancouver) - ナナイモ Nanaimo
時間がない人は(1)の方が早いのでおすすめですが、バンクーバー島をじっくり回るにはナナイモ経由が便利なこともあります。どちらのルートもフェリーに乗っている時間や運賃はほとんど変わりません。フェリーターミナルへの行き方は、
(1)の場合、バンクーバーのOak
St.を南(ビクトリア、シアトル方面)に向かいTsawwassenの標識に従って進む。
(2)の場合、ノースバンクーバーのハイウエイ99号線を西に約15km走り、Horseshoe
Bayのターミナルに行く。
ビクトリア市内は交通量が少ないので、バンクーバーに比べれば中心部でも車で走りやすいといえます。
しかしエンプレス・ホテルや州議事堂のある中心部(Inner
Harbour周辺)に主な見所が集中しているので、徒歩でも十分に見て回ることができます。
エンプレス・ホテル Empress Hotel
1905年創業の高級ホテルであり、ビクトリアを象徴する建物の1つです。ハーバー・フロントに建つため、すぐに目に付きます。外壁は緑のつたの葉に被われ、重厚な風格があります。エンプレス・ホテルのティー・ラウンジでの「アフタヌーン・ティー」は100年近くも続く伝統的なもので、とても有名になっています。ドレス・コードは「要正装」と言われていますが、それほど気張った格好をする必要はありません。男性はジャケット程度を用意した方が良いでしょう。袖無しのシャツ、短パン、破れたジーンズでは入れません。
またアフタヌーン・ティーは非常に人気があり、夏場はかなり込み合うので、予約を入れる必要があります(できれば前日までに)。ホテルの正面入り口から入ると予約専用電話があるので、立ち寄った人はここで予約を入れることができます。アフタヌーン・ティーの料金は1人$39(1999年)。出てくるマフィン、スコーン、サンドウィッチetc.がかなりのボリュームなので、おなかを空かせていった方が良いでしょう。帰りにおみやげの紅茶を1箱もらえます。
アフタヌーン・ティーの開始時間は、12:30,
2:00, 3:30, 5:00の1日に4回、所要時間は1時間〜1時間半です。夏場はメイン・ロビーのほか、ホテル内のEmpress
Room、Palm Courtというところでもやっています。
おすすめ度 ★★★★
http://www.cphotels.com/cp.asp?loc=empress

ブリティッシュ・コロンビア州議事堂 Parliament
Buildings
ブリティッシュ・コロンビア州の政治の中枢である州議事堂。荘厳で美しい外観は一見の価値があります。エンプレス・ホテルから見てインナー・ハーバーの対岸にあるので、すぐに見つけることができます。無料ツアーもあり、議会の会期中でなければ内部の見学ができるようです。夜には建物全体が3000個もの電球で電飾され、ハーバー・フロントにくっきりと浮かび上がる姿はとても幻想的です。
おすすめ度 ★★★★
 
ビーコン・ヒル・パーク Beacon Hill Park
ダウンタウンからダグラス通り(Douglas St.)を南へ向かうと、徒歩約10分でビーコン・ヒル・パークに着きます。園内は庭園や小さな動物園があり、観光客よりも、地元の家族連れがピクニックやテニスを楽しむ姿が多く見られます。世界で2番目に高いといわれるトーテム・ポール(高さ約40m)があるほか、海岸まで歩くと、海峡の向こうに遠くアメリカのオリンピック山脈の山々を眺めることができます。園内には全長8000kmとも言われる、トランス・カナダ・ハイウエイ(カナダ大陸横断ハイウエイ)の起点の標識(zero
mile point)もあります。
おすすめ度 ★★
クレイダーロック城 Craiderroch Castle
石炭王として知られるダンズミュア伯爵が住居として建てた古城のような建物。内部は$12払って見学できます。豪華なダイニングや寝室もあり、当時の裕福な生活がしのばれます。
おすすめ度 ★★
ブッチャート・ガーデン Buchart Gardens
ビクトリア郊外最大の見どころがブッチャート・ガーデンです。20万m2の広大な庭園には様々な種類の花が咲き誇っています。今世紀始めごろ、ブッチャート夫妻が採石場の跡地に花を植えたのが、このガーデンの始まりといわれています。
地表から15m下がったくぼ地が、一面の花で埋めつくされた、「サンケン・ガーデン(Sunken
Gardens)」のほか、バラ園、日本庭園、イタリア庭園があり1年中花が絶えないそうです。夏の夜には園内がイルミネーションや花火で演出されるそうなので、スケジュールの都合がつけば見てみたいものです。また園内にはギフトショップ(Benvenuto
Seed & Gift Shop)があり、花をあしらったティー・カップ、Tシャツ、レターセット、マグネットなどが販売されており、おみやげにはおすすめです。
ブッチャート・ガーデンへは、ビクトリアのダウンタウンから北へ20km。国道17号線(パトリシア・ベイ・ハイウエイ
Patricia Bay Highway)を北方向、Swartz Bay方面に向かい、看板の誘導に従って進みます。入園料は大人1人$14(1996年夏)。入り口に日本語ガイドや園内の花の名前を写真入りで紹介した
Flower Identification Guideももらえます。
http://www.dataflux.bc.ca/butchart/
おすすめ度 ★★★★★

|